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「学びてときに之を習う」 の意味を考える

2020/06/22 13:06

原文

子曰。學而時習之。不亦説乎。有朋自遠方來。不亦樂乎。人不知而不慍。不亦君子乎。

書き下ろし文

子曰く。

学びて時に之を習う。亦説ばしからずや。

朋有り、遠方よりきたる。亦楽しからずや。

人知らずして慍みず。亦君子ならずや。

もう少し訳する

孔子いわく。

学んで、時にこれを習う。これは喜ばしいことだ。

仲間が遠くから訪ねてくる。これは楽しいことだ。

人が(自分のことを)知ろうとしなくとも、うらむことはない。これは立派な人だ。

考えてみる

子曰

出典は大事。よくわかる。

有朋自遠方來。不亦樂乎。

友達が自分にコンタクトを取ってくれることは、人間誰しもが感じる普遍的な楽しみ。よくわかる。

人不知而不慍。不亦君子乎。

白鳥の湖がごとく、人知れず努力するのは重要なこと。注目されずとも結果を残す。それが君子の素質だと納得できる。

學而時習之。不亦説乎。

たまに見かける口語訳が「学んだことをたまに復習する」だけど、これは納得できない。復習は「たまに」でいいはずがない。

『論語』「学而時習之」の正しい解釈は - Teatime Talk

こちらの記事の解釈がしっくりきた。ただ根拠としては薄いので、自分で考察してみる。

學而時習之の各文字の意味

Web の中中辞典で文字の意味を調べられる。

勉強する、知る、知識、学校といった英語で言う study の意味のようだ。日本語の学と同じ意味だと捉えていいだろう。

接続詞。そしてや英語の「and」と同じような意味。

あれ・・ここに正解書いてあった。常々という意味らしい。

鳥が羽ばたこうと挑戦している様。そこから繰り返すこと、練習・実践すること(practice)、習慣となること。

日本語と同じ意味で「これ」。

文字の意味がわかったところで、再度考えてみる。

「学んだら、これを常に練習する。」 または 「学んで、これを常に実践する。」 となる。

しっくりきた。


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